アラン・タリー特別講座

~ノードフ・ロビンズ音楽療法を学ぶ~

昨年度に引き続き、ニューヨーク大学附属ノードフ・ロビンズ音楽療法センターからアラン・タリーセンター長をお迎えし、特別講座を開催いたします。

創造的音楽療法ともいわれるノードフ・ロビンズ音楽療法。創造的で音楽的に富んだこのアプローチがいかに臨床や研究に活かされているのか。また、その核となる臨床的即興技法をピアノや楽器を使った実践形式のワークショップで学びます。

今回は特に「音楽中心主義」と言われる背景に視点を当てた、理論と実践の内容となります。(全通訳付き)

2019年8月12日(月祝)

10:30~17:00(受付10時10分~)

≪スケジュール≫

10:10 開場

10:30~12:30 基調講演

12:30~13:30 昼休憩

13:30~15:00 ワークショップ①

15:00~15:30 休憩

15:30~17:00 ワークショップ②

♪基調講演「創造的音楽療法とは」

 ノードフ・ロビンズ音楽療法の創始者であるポール・ノードフ氏とクライブ・ロビンズ氏が提唱した「創造的音楽療法(Creative Music Therapy)」は、セラピストが治療的な音楽、場面、流れを「創造」するとされています。音楽そのものを「治療として」用い、対象者の表現である「創造で即興的な相互コミュニケーション」をセラピストとともに図っていきます。この方法では、セラピストの“クリニカル・ミュージシャンシップ(臨床における音楽的手腕)”を育てていくことも大切です。

 今回は、それらをどのように育て音楽療法の現場で活かしていくのかを、貴重なケースビデオを通して学んでいきます。即興音楽を使うことの意味、音楽中心主義の考え方、そして、いかに目標設定し、それに向かってセッションを進めていくのかについて、お話いただきます。

♪ワークショップ「臨床的即興技法を学ぼう」

 ノードフ・ロビンズ音楽療法では、音楽を即興する力が必要とされています。また、セラピストの即興力はこのアプローチに限らず、あらゆる音楽療法場面で活かすことができます。臨床的即興技法を身に付けることは容易ではありません。「即興は難しくてできない」などお声も多く聞かれます。

 このワークショップでは、実際に楽器を使いながら、セッションで何を手掛かりに即興的に音楽を創り上げていくのかを体験します。ご自身が担当しているケースを、ロールプレイを通して講師からアドバイスいただくことも可能です。楽器は、ピアノ、ギター、打楽器はじめ、色々な種類の物を用意しております。もちろん、ご自身の楽器を持参いただくこともかのうです。

​ ニューヨーク大学でも即興クラスの教鞭をとっているアラン・タリー氏から直接ご指導いただける貴重な機会となっています。

定員:70名(先着順)

料金:18,000円/学生15,000円

※学生料金は学生証をお持ちの25歳以下の方に限らせていただきます。当日受付にて必ず学生証のご提示をお願い致します。

​※8月9日以降にお申込みの方は、当日受付にて参加費をお支払いください。(現金のみ)

会場:紀尾井町サロンホール

★日本語通訳付き

★日本音楽療法学会認定ポイント付与対象講座

★休憩時間中、会場内でのご飲食が可能となっております。但し、再開演までに臭気が取れない場合がございますので、お持ち込みいただくものにはご配慮をお願い致します。また、ゴミは各自でお持ち帰りくださいませ。

なお、会場周辺にはレストランやカフェもございますので、併せてご利用ください。

★メールでお申込みの場合は、タイトルに「アラン特別講座申込希望」本文に「氏名」「メールアドレス」をご記入いただき、info@hchl.orgまで送信してください。尚、受付開始前に送られたメールは無効となりますので、必ず6月1日以降にお送りいただきますようご注意ください。

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★☆★2019年6月1日(土)申し込み受付開始★☆★

2018年度開催時の様子♪

講師紹介

アラン・タリー (Alan Turry)

米国認定音楽療法士

ノードフ・ロビンズ音楽療法士

​公認クリエイティブアートセラピスト

ノードフ・ロビンズ音楽療法センター長

ニューヨーク大学大学院音楽療法学科修士・博士課程修了。

ノードフ・ロビンズ音楽療法センターで、臨床実践するとともに、音楽療法士の訓練やスーパーバイズに従事している。

また、ニューヨーク大学大学院の音楽療法科にて臨床的即興の指導も行っている。タリー博士はアメリカ国内にとどまらず、イギリスなどのヨーロッパ諸国や日本をはじめとするアジア諸国でも数多く教鞭をとり、創始者クライブ・ロビンズ氏が亡くなった後も、ノードフ・

ロビンズ音楽療法の発展に尽力している。

研究者としても幅広く活動しており、「Music and Medicine」や「Journal of Music Therapy」「 Music Therapy Perspectives」「 the Nordic Journal of Music Therapy」などの学術誌の編集委員も務める。

【著書、出版物(一部抜粋)】

  • Guerrero, N., Marcus, D., & Turry, A. (2015). Nordoff–Robbins Music Therapy. In Barbara Wheeler (Ed.), Music Therapy HandbookNew York City, NY: Guilford Pres.

  • Guerrero, N., Marcus, D., & Turry, A. (2015). Poised in the Creative Now: Principles of Nordoff-Robbins Music Therapy. In Jane Edwards (Ed.), The Oxford Handbook of Music Therapy (Forthcoming)

  • Guerrero, N., Marcus, D., & Turry, A.  (2009). Integrating Musical and Psychological Thinking: The relationship between music and words in clinically improvised songs.Music and Medicine (1) 2, 106-116.

通訳紹介

岡崎 香奈 (おかざき かな)

米国・英国認定音楽療法士

ノードフ・ロビンズ音楽療法士

日本音楽療法学会認定音楽療法士

​神戸大学大学院人間発達環境学研究科

 人間発達専攻表現系講座 准教授

 

14歳で父親の転勤に伴い渡英。現地高校を経て、英国王立音楽院ピアノ科卒。ロンドン、ノードフ・ロビンズ音楽療法センターにて音楽療法士ディプロマ取得。ニューヨーク大学大学院音楽療法学科修士・博士課程修了。
岐阜県音楽療法研究所主任研究員、ニューヨーク大学大学院専任助手、洗足学園音楽大学准教授等を経て、現職。
現在、障害児・者、健康成人対象の音楽療法などを実践し、またスーパービジョンや臨床的音楽レッスンを行っている。
兵庫県音楽療法士会顧問、東北音楽療法推進プロジェクト顧問。
日本音楽療法学会理事および同学会認定音楽療法士、英国・米国公認音楽療法士、ノードフ・ロビンズ音楽療法士レベルIII(教員資格)取得。
日本音楽即興学会理事、日本臨床音楽研究会理事、日本音楽医療研究会世話人、世界音楽療法連盟・資格認定委員、Voices国際音楽療法ジャーナル・アーカイブ編集委員、Music and Medicine (Sage Publishers)編集委員などを務める。

伊藤 明子 (いとう みつこ)

同時通訳者

小児科医・公衆衛生専門医

有限会社アクエリアス 代表取締役社長

(同時通訳・翻訳・国際会議運営業務)

赤坂ファミリークリニック院長

東京大学医学部附属小児科

東京大学大学院医学系研究科公衆衛生学/

健康医療政策教室非常勤講師

NPO法人Healthy Children, Healthy Lives代表理事

 

東京外国語大学イタリア語学科卒、帝京大学医学部卒、東京大学大学院卒。

イギリスの帰国子女で、東京外国語大学卒業後は同時通訳者として働く。

通訳者として医療関係の会議等の仕事に携わるうちに、医療そのものに興味

が沸き、仕事と2人の子どもの育児の傍らで帝京大学医学部に入学。同大学

卒業後は、東京大学医学部附属病院での研修を経て、同病院の小児科に入局。2017年赤坂ファミリークリニックおよびNPO法人Healthy Children, Healthy Livesを設立。

© 2017 by NPO Healthy Children, Healthy Lives